【直し方】自分の地声がハムボっぽくて変?周りからどう思われるか怖いからカラオケにも行けない…ハムボの直し方を調べてみた
某掲示板にこんな悩みが投稿されていました。
自分の歌声がすごく変です。カラオケとかで歌う時にハムボまでは行かないんですけどそんな感じの歌声になってしまいます。上手くなりたいんですが、なかなか綺麗な声が出せません。
上手くなる方法などありましたら教えてくださいm(_ _)m
過去の記事では「ハムボの出し方」など紹介してきましたが、逆に「ハムボを直したい」という方もいらっしゃるんですね。
確かにハムボ声にコンプレックスを感じてる人からすると、
周りからどう思われているか怖い…
と思ってしまいますよね…
カラオケ好きの人であれば、周りからどう思われるか気になりカラオケも楽しめないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このサイトの趣旨としては「ハムボの全てが分かる」をコンセプトとしてますので、出し方とは逆のハムボの直し方も調査していきたいと思います。
地声がハムボのように聞こえてしまう原因
なぜ地声がハムボのように聞こえてしまうのでしょうか。
調査した所、原因は3つあるようです。
口内が狭い
まず一つ目は「口内が狭い」ということ。
ハムボの1つの特徴として挙げられるのは「あざとさ」の演出です。
言い換えると「声に子供っぽさ」を出すことでもあるんですが、口内が狭いことで声がうまく口の中で響いていないと子供っぽさが出てしまいます。
頭に思い浮かべて欲しいのですが、子供は言わずもがな骨格が小さいので口も小さいです。
因みに女性は男性と比較すると骨格上口が小さくなるので声が子供っぽくなりやすい。
だから女性はハムボが出しやすいんですね。
つまり、
・口内が狭い
↓
・声が子供っぽく聞こえる
↓
・結果としてハムボっぽく聞こえてしまう
という流れで、口内が狭いことにより声がハムボっぽく聞こえてしまいます。
発声する時に口が横に開いている
2つ目の原因は「発声する時に口が横に開いている」点です。
発声する時に口が横に開いていると、声質が固くなってしまい結果として「甲高い声」に聞こえてしまいます。
甲高さも出てしまうと、キーが高いのでハムボっぽく聞こえてしまう可能性が高まります。
実際に口を横に開きながら発生してみてください。
声質に奥行きがなくなってしまい、代わりにやや甲高い声の印象に聞こえてしまうでしょう。
舌をコントロールできていない
3つ目の原因は「舌をコントロールできていない」ことですね。
つまり舌足らずに聞こえてしまっているということです。
ハムボの条件の一つとして「あえて聞き取りにくくする」ことをしますが、
舌足らず=聞き取りにくい
はイコールなので、舌足らずだとどうしてもハムボっぽく聞こえてしまいます。
ハムボっぽさを直すための対策
原因は分かりましたが、何か対策できることはあるのでしょうか。
対策方法も調査し3つご紹介します。
舌トレ
1つ目の対策として「舌トレ」という方法があります。
舌トレで舌とあご周りを動かすことによって可動域が広がり、舌をコントロールしやすくなったり、口の中の空間を大きく広げやすくすることができます。
舌ははそもそも筋肉なので、ストレッチやトレーニングをするとかなり柔らかくなり動きやすくなります。
良い動画を見つけましたので、こちらを参考にしてみてください。
あ、い、う、え、おと発音した後に、舌を思いっきり出す。
舌先で口周りを押し当てて、ぐるぐる回す。
タングトリルで巻き舌状態で舌を緩める。
舌トレーニングを行うと舌と周りの筋肉がやや疲れますが、舌やあごの緊張が解けて動きが滑らかになるのが分かります。
母音に合わせて口の開き方を変える
2つ目は「母音に合わせて口の開き方を変える」という方法です。
これは先ほどの口が横に開き、声質が固くなるのを防ぐために行うもの。
母音毎に口の開き方を変えて矯正をしていくイメージです。
これにより子供っぽさがなくなり、よりハムボっぽく聞こえなくなります。
「あ」と「え」の場合は口を◯のイメージ
母音が「あ」と「え」の場合は、口を◯のイメージで発声してみてください。
特に「あ」の場合はやや口が広がってしまう方も多いのですが、◯をキープする意識があるだけで横への広がりを無くすことができます。
「い」は少し緩めのアヒル口をイメージ
母音が「い」の場合は、少し緩めのアヒル口をイメージすると良いでしょう。
注意点としてはあくまでも「緩め」なので口を前に突き出しすぎない点です。
「う」と「お」は口先を丸くしながら前に突き出すイメージ
最後に母音が「う」と「お」の場合は、口先を丸くしながら前に突き出すイメージで発声してください。
ポイントは「い」で紹介したゆるめのアヒル口よりも突き出す点です。
前歯の中央から発声するイメージで声を出す
3つ目は「前歯の中央から発声するイメージで声を出す」です。
そうすることで口内の大きさに関係なく、声が口の中でしっかりと響くようになります。
発声するイメージのポイントが前歯より前になると、どうしても口内の小ささに負けてしまい声が鼻に抜けてしまうんですね。
これを意識するだけでかなり声の通りが変わってくると思います。
声優の花澤香菜さんも声がコンプレックスだった
ハムボをコンプレックスとして感じている方がこの記事を読んでいらっしゃると思うのですが、あの声優の花澤香菜さんも実は声がコンプレックスでした。
もともと子役出身の花澤は、明石家さんま司会の『やっぱりさんま大先生』(フジテレビ系)や、KinKi Kids堂本剛主演の東芝日曜劇場『ガッコの先生』(TBS系)でも活躍。だが子どものころは自身の声にコンプレックスを持っていたという。これについて花澤は「(自分の声が)あまり好きじゃなかったんです」と切り出すと、「油断すると高い声が出ちゃう。“ぶりっ子”してると思われるんじゃないかとイヤで、わざと低く喋っていた」と回顧。
引用 エンタメRBB https://www.rbbtoday.com/article/2021/05/16/188722.html
あの花澤香菜さんも声がコンプレックスだったのか…
次第に自信を失い、高校卒業と同時に芸能界から去ることを考えたらしいのですが、マネージャーから「声が良いから辞めないで。唯一無二の声なんだよ」と励まされ、「思い切って声の仕事をやってみよう」と声優を本格的にスタートしたそうです。
つまり、あなたがコンプレックスに感じても喜んでくれる人、好きな人も必ずいるということです。
逆にそのハムボっぽさが何かしらの武器になるかもしれません。
また、個人の骨格により対策もやや異なる可能性があります。
今の声に困っている、逆に今の声で違う可能性を見つけたいのであれば、いっそのことオンラインでボイトレを受けてみても良いかもしれません。
どこにいてもSkypeで受けられますので、気になる方は一度相談してみてください!
まとめ
いかがでしたか?
今回は地声がハムボっぽく聞こえてしまう悩みを持つ方に対して、ハムボっぽく聞こえてしまう原因と対策についてご紹介しました!
声は舌や骨格によって変わってくるので、ここに記載している方法でプラスアルファ試したいのであれば、プロの方に教えてもらうのも良いかもしれません。
あなたの声が好き、という方も必ずいます。
あまり深刻に考えずできることからスタートしてみてください。